第1回
人工衛星とAIで切り開くスマート農業の未来
「ディープフェイク」という言葉を聞いたことがありますか?ニュースやインターネットでも話題になっている生成系AIで作成されています。最近では技術が格段に進歩し、本物と見間違えるほどの偽物さえ作ることができるようになりました。本講演では、スマート農業の目としてはたらくリモートセンシング技術におけるディープフェイクの活用方法、人工衛星画像を用いた最新の技術などを紹介し、スマート農業の今後について考えたいと思います。
第2回
古文書から読み解く社会
近年、古文書講座が生涯学習の一環として人気を博しています。決して教科書には載らない、名も無き多くの人々が遺した手つかずの史料を解読していく作業は、知的好奇心を充足する楽しいものです。しかし、古文書は解読すれば終わり、というわけでもありません。そこで本講座では、古文書と社会とのかかわりについて考えます。具体的には、古文書を読み解くことで何がわかるのか、また、その前提となる調査・保存・活用の実際について概説します。
第3回
先史考古学で読み解く人類社会の発展~ホモ・サピエンスの誕生に遡って歴史を俯瞰する~
近年、人間と自然との関係を見直しながら、持続可能な社会の在り方が模索されています。誕生に立ち返って現生人類(ホモ・サピエンス)の特性を理解し、より長期的な視野でその歴史をとらえなおすことは、今後の社会のあり方を考える上で、その前提となる知識を得るために必要不可欠なことであるように思われます。ホモ・サピエンスの出現と初期の世界拡散をめぐる最近の研究成果を紹介しながら、人類社会の発展について一緒に考えたいと思います。
第4回
変革する情報教育~デジタル市民として期待されていること~
小学校からのプログラミング教育が始まって数年経ちました。現在は高等学校普通科で、すべての生徒がプログラミングを体験する時代となりました。学校での情報教育は、一部の限られた人のためのものではなく、すべての市民がより良く生きるためのものとして変わってきています。そこでの教育は、学び手が情報技術を活用しながら問題を解く経験を通じて、新しい能力を養うことも期待されています。皆様と共に、新しい情報教育の特徴について検討したいと思います。
第5回
生成系AIと自然言語処理~今できることと課題点~
ChatGPTをはじめとする生成系AIは世界的な注目を集めており、これから様々な形で日々の仕事へ影響してくると考えられます。こうしたプログラムを作成する自然言語処理の技術は発展途上ですが、今何ができて何ができないのか、利用上の課題点は何なのか、どのようなことに使えるのかを、関連する研究事例の紹介を通じてご一緒に考えたいと思います。
テーマ:「社会を読み解く、社会を拓く」
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静岡大学 地域人材育成・プロジェクト部門
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